【GNSSアンテナマスク角について】
GNSS測位では、GNSS衛星からの電波を安定的に受信するため、上空視界を確保して十分な利用衛星数を確保する必要があります。
また、低い高度のGNSS衛星の電波は「周辺の構造物や地表等からのマルチパス(衛星電波の反射波)」や「電離層や大気を斜めに通過することで波長が変化」などの影響で測位誤差が拡大する原因となります。
このようなマルチパスや低い高度のGNSS衛星の電波の影響による測位精度の低下を防ぐため、Smart Construction 3DMachineGuidanceではGNSSのマスク角をデフォルトで15°に設定しています。
【建機傾斜時のマスク角について】
平場または傾斜地における建機車体傾斜時のGNSSアンテナマスク角の取り扱いは下記となります。
建機姿勢やアンテナの傾きに関わらず、水平基準でマスク角は設定されます。
【補足:GNSSアンテナマスク角の調整について】
Smart Construction 3DMachineGuidanceではGNSSアンテナのマスク角がデフォルトで15°に設定されています。
現場の環境によりマルチパスなどのリスクがある場合はこの値を15°より高くし調整するケースもございますが、逆に15°より低く設定しますとマルチパスや低い高度の衛星電波の影響により測位精度が低下する可能性がございますのでご注意ください。
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