質問
本記事では、ユーザーが Smart Construction Pilot を初めて使用する際に、ライセンス契約の確認から建機の現場設定まで、必要なステップを順を追って説明します。
※代理店が担当するキャリブレーション、Wi-Fiルーターの通信設定については記載しません
回答
ユーザーのPCから設定
0.Smart Construction Pilotを利用するためのライセンスを確認する
1.購入した建機のコントローラ情報が自社アカウントにあるか確認する
2.現場を作成・利用したい建機を現場に紐づける
3.タブレットアプリの利用ライセンスを紐づける
4.現場で使用するデータを建機に転送する
5.現場の施工実績データをSmart Construction Dashboardへ連携する(任意)
現場でのタブレット設定(Smart Construction Pilotアプリ)
6.タブレットアプリで転送されたデータを設定する
・プロジェクトファイル
・補正情報
・バケットファイル
7.刃先精度を確認する
手順と詳細
〇ユーザーPCからの設定(Smart Construction Pilot Web)
0.Smart Construction Pilotに必要なライセンス契約の確認
▶マーケットプレイスで購入、所有しているライセンスを確認する
Smart Constructionは各ソリューションを利用するために必要な、ライセンスの契約が必須です。下記の表に記載した契約購入の確認が取れない場合は、販売代理店へご相談のうえで購入してください
必要なライセンス | 1ライセンスが保証する範囲 |
Smart Construction Pilot |
タブレットアプリの利用権限・補正情報サービス |
Smart Construction 3D Machine Guidance専用通信サービス(ドコモ回線) | docomo回線 |
1.購入した建機のコントローラ情報が自社アカウントにあるか確認
▶購入した建機の所有が、販売代理店から自社へ完了しているか確認します。
建機の保有台数が多い場合は、検索バーより、建機の機番またはコントローラシリアル(48AXXXXXXXX)で該当建機を検索します
1-1’.購入建機が建機一覧にない場合、販売代理店からお客様へ保有情報が登録されていない可能性があります
2.現場を作成・利用したい建機を現場に紐づける
現場3DMG建機を利用するために必要なプロジェクト(施工に必要な設計データ管理)や施工実績を管理するための現場を作成し、建機を紐づけます
3.タブレットアプリの利用ライセンスを紐づける
現場の3DMG建機を管理するタブレットアプリ”Smart Construction Pilot”は購入したライセンスを建機情報に紐づけることで利用できます。
※コントローラ情報にライセンスが紐づいていないと、タブレットアプリは一切操作が出来ません
4.現場で使用するデータを建機に転送する
建機が稼働するために必要なデータを建機へ転送します
・プロジェクト(施工作業に必要な設計データ等)
・バケットファイル(装着されるバケット寸法の情報)
・補正情報サービスのPASS/ID(RTK施工を行うのに必要な補正情報を取得するための情報。コントローラ情報が自社に登録されるとPilot Webに登録されます)
5.現場の施工実績をSmart Construction Dashboardへ連携する(任意)
▶自社の3DMG建機をSmart Construction Dashboardと連携したい
現場の土量計算、日々の施工進捗を管理する場合は、Smart Construction Dashboardに連携が必要です。
※土量管理が必要ない現場はこの操作は不要です
〇現場でのタブレット設定(Smart Construction Pilotアプリ)
6.建機に転送されたデータをタブレットアプリで設定する
▶コントローラ、タブレット、ルーターの接続を確認する(準備中)
タブレット、コントローラ、ルーターの接続状態を確認してください。3点すべてが正常に接続されている必要があります。
4.でSmart Construction PilotWebから転送したデータを現場で設定します。
タブレットアプリが正常に機能するには、コントローラ、タブレット、ルーター3点の接続が必須です
7.刃先精度を確認する
設計データ・ローカライズデータ・補正情報・バケットファイルの設定が完了したら、事前に測量された基準点で刃先の位置測定を行い、実際の刃先位置とシステム上の刃先表示にずれがないか確認します。
この記事に関連するお問合せ
3DMG建機を現場で利用するための手順を教えてください
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