まえがき
本記事ではEARTHBRAIN製の3DMGを搭載した建機で、掘削した土の重量をタブレットに表示し、積載管理する為の設定方法について詳しく解説します。
重量を表示・管理することでダンプトラックの積載量に合わせた積載が可能となります。
手順および解説
ペイロードメータ(バケット設定)
1.アプリケーションを起動し、ペイロードメータを選択しメニューをタップします
1)メニューよりバケット設定をタップし、利用中のバケットの重量設定を確認します
重量を設定したいバケットの編集ボタンを押下します。
(黄色に色づいているバケットは現在設定中のバケットです)
2)「バケット」項目内の編集アイコンをタップし次に進みます
既に重量が入力されている場合はチェックで完了ですが、重量の入力がない場合は利用バケットのタイプを選択後、チェックをタップし、数値が反映されたことを確認し、チェックをタップします
*カプラ付きの場合はカプラの重量とピン間の距離を入力してください
ペイロードメータ(基本設定)
2.メニュー内の基本設定をタップし、建機アイコンが点灯しましたら、タップします
建設機械のアイコンをタップするとパスワードの入力を求められます。デフォルトで設定されているパスワードはマニュアルを参照してください。
1)ベースマシンの設定を行います
建機の変更がない限り再設定は不要です
建機の規格に近い機種を選択し、選択した機種にあった型式を選択し、建機のスペックを選択しチェックをタップします
機種に間違いがない場合、パラメータを上書きし、上書き完了の通知にチェックします
2)基本情報内の機番を実際の機械番号に変更します(デフォルトは9999となっています)
スタンドアローンモードはオフとし、チェックをタップします
基本設定の画面に戻り、再びチェックをタップします
ペイロードメータ(空荷キャリブレーション)
3.上記を確認・設定後、メニュー内の空荷キャリブレーションをタップし、ステップ1内のイラストと同じ角度に近づくよう実機のアーム・ブームの角度を調整し、バケットを地面と平行にします
1)角度の調整後、アームの角度・バケットの角度は保持しながらブームを高さ3m以上になるよう90°程度旋回しながら上げます
2)3m以上に到達すると再びアームの角度・バケットの角度を保持しながらブームを元の位置に戻すよう旋回しながら下げます
3)上記の動作を5回実施後、問題がなければ「成功しました」と表示され、ペイロードを利用することができます
補足
・積込み操作について
積込みはダンプリスト➀からタップし、スタート②をタップし計測開始します
基本設定で自動積込開始をONにした場合、ダンプを選択すると、自動的に積込み開始状態となります。
自動積込終了をONにした場合、終了設定の上限に達すると自動的に積込終了となります。
*ダンプリストの取得・積込み結果の管理については事前に管理者にて別アプリケーション(Smart Construction Fleet)から設定を行う必要があります
*インターネット通信環境がある場合、選択したダンプ毎に積込み結果が別のアプリケーションに反映され管理者側に届きます
・ダンプリストを必要としない場合(スタンドアローンモード)
ダンプリストが得られない・準備出来ない場合でもスタートアローンモードをONにすると
事前に用意されたダンプ(デフォルトダンプ)が表示され、計量することができます
*計量した情報はサーバー内・別アプリケーションには残りません
・精度確認モード
積込作業で期待する重量誤差範囲範囲に入らない場合、状態を確認することができます
1.精度確認モードを選択します
2.空荷で行う場合は、目標値を0としスタートをタップし、キャリブレーション作業と同様に、
掘削動作から旋回しながら上げ、最後にバケットを返すことで計測します
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